東京下町の心意気

ある雑誌を読んでいて、おもしろい記事がありました。

それは、東京下町の庶民の心意気。損になる話を喜んで引き受ける心意気。
ある一家の主が急死して、この子供の学費を、下町の数名で工面しようという話。

A「損する話があるんだが、お前、一つ乗るか?」
B「それは面白しろそうな話だな、もっと聞かせろ」

その地域のいろいろな諸行事、1円にもならない損な、陰の作業を、当時の東京の下町の庶民が喜んで、引き受けていたとの話。

やるべきことや、やらねばならないことではなく、自分がやりたいからやる。たとえ損なことでもやる。ここに、男の美学というか、人間の美学というか、日本人の美学があるような気がしました。

今の日本に一番かけている心意気かもしれませんね。

スタッフH

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