ギリシャ問題

EUの緊縮財政案にNO!を突き付けたギリシャ国民投票。これから、二転三転していくことは間違いないと思いますが、多数の国、民族、文化、習慣をいかに一つにまとめることのむずかしいかが今回のギリシャEU離脱問題でも明らかになっています。

Too big to fail という英語の言葉があります。米国での経済危機の際に、国民的な大企業をみすみす倒産させることは、多数の失業者を出し、国民を混乱に陥れるという理由から、例外的に、国が多額の税金を投入して一企業を救うというものです。過去に何回か米国でありました。

今回、GDPがわずかEU全体の2%にも満たないギリシャの国を、
Too big to failとして救うのか、あるいは、Not so big to help
それほどまでに大きな存在ではないので助けない、となるのかは、
EUの首脳、特にドイツの判断によるものなのでしょう。

最終的には助けない訳にはいかないとは思いますが、、、

しかし、このギリシャ問題は、日本の問題と真剣かつ深刻に捉える必要もあると思います。総論賛成、各論反対で国民の人気取り政党が政権を取り続け、どんどの国に借金が重なってきた、つけが今のギリシャの状況であるならば、日本の借金問題も今から、国民に事実を訴え、将来、ギリシャのようにならない為に、今、成すべきことを成さなければ、
Too late to do anything を何をして手遅れになってしまいます。

スタッフ H

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