地方消滅

という新書を進められて読み始めています。2040年には、数多くの現在の市町村が消滅しているというショッキングなテーマで書かれた本で、かなり具体的な事例や統計を駆使して書かれており、説得力がある。例えば、出生率が1.4まで最近は回復したとかどうとか。これも、冷静に考えればわかることですが、出生率に実際に子供を産む女性の人数をかけて初めて、赤ちゃんの人数になる訳で、いくら出生率が上がっても、子供を産む女性の数が減少していけば、当然、全体の赤ちゃんの人数も減る訳で、人口減少に歯止めがかからないことに、変わりはないと。

特に、2040年に、各市町村で、20歳から39歳までの女性の人口数が、全体の人口の増減に影響をし、存続の命運を占う。ですから、この年齢層の女性が住みたいという町作りが大変重要になってくると。
しかし、趨勢は、このカテゴリーの女性が約40%減という推測で、国の存続にかかわる危機的な話。国会は、なんとか、1億人を確保したい、との見解が示されていますが、それは、希望的観測で、実際には、日本の総人口は、9000万から8000万人まで減っていくであろうと。

この近未来への現実にどう対処しなければならないか、という議論を、
日本のメディアも真摯に受け止めて発信していないような気がします。
26年先は、そんなに遠くない将来です。どうこの問題に向き合っていけば良いか、真剣に考えて、そして、何らかの行動を起こしていく時がきていると感じます。

スタッフ H

新大阪・東梅田で貸事務所をお探しの方はこちら